NPO法人 「竹の子の会」

「竹の子の会」は、障がいのある子どもが地域でともに生きていくために、考え行動する親の会です

視察研修報告「萌葱の郷」その5

 いよいよ最後の視察施設です。障がい者支援施設「めぶき園」。ここは、1991年6月に、「自閉症者専門施設」として最初に開園したところです。居室は個室で、それぞれの方が自分らしく暮らしていました。1日の流れはゆったりと時間にゆとりをもたせたスケジュールとなっていました。見通しを持ちやすく「無理」にではなく本人のペースを大切にしながら過ごせるように配慮されているところがいいなと思いました。

 生産活動では、陶芸、機織り、絵画、造形、アルミ缶つぶしに取り組んでいました。端から見ると、アルミ箔を限りなく、たくさん、ただ丸めているだけなのですが、これを紙に貼ってつなげてつなげていくと、すばらしい造形になる。この可能性を見逃さない、利用者さんを尊重し敬意をもって接しているからこそできることではないかと思いました。

 

 今回、平日と言うこともあり参加者が5名と言うことでしたが、「なごみカフェ」や「どんこの里いぬかい」には、いつでも行けます。(土日は休みかな??)是非、行ってみて下さい。ほんわか、ふしぎなアートが、いろんなところで待っていてくれます。